TPP発効、自由貿易推進を確認 石原担当相、NZ貿易相と会談

(sankeibiz.jp)石原伸晃TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)担当相は8日、ニュージーランドのマクレー貿易相と都内で会談し、各国がTPP発効を目指して連携し、自由貿易体制を推進していく意義を改めて確認しました。トランプアメリカ大統領がTPP離脱を表明したことを受け、参加国の一部から「米国抜き」の発効を目指す意見が出ていることは、議題に上りませんでした。

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(写真:wikipedia)

会談後の記者会見で石原担当相は「アメリカも含め、門戸がオープンであることが大切だ」と指摘しました。アメリカの離脱方針に対しては、すぐに対応を決める必要はないとの認識で一致したと説明しました。

マクレー貿易相からは、1月に参加国で初めて、日本が政省令改正も含めた最終的なTPP承認手続きを終えたことに続き、ニュージーランドも近く手続きを完了する方針が伝えられました。

会談では、3月にチリで開かれる米国以外のTPP参加国の会合についても意見を交換しました。石原氏は、参院の予算審議と重なる見込みで、政治慣習上、日本の閣僚が出席することは困難だとの考えを伝えたといいます。

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